オリのナカのヒメ
『とりあえず、苺と羽月はなるべく一緒に行動してちょうだい。1人で奴らに捕まるよりは、断然良いと思うの』
羽「でも…琴乃は?」
『私はいろいろ忙しいから、1人で行動するわ』
苺「えっ!?…琴乃、大丈夫なの?」
苺は心配そうな顔で私の方を見た。
『私を誰だと思ってるの?大丈夫よ。心配しないで』
私はにっこりと笑った。
羽「…そうね、琴乃なら…大丈夫ね。でも放課後は?どうするの?」
『しばらく直帰よ』
苺「なんで?」
なんでって、そりゃあ…─