涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



「怜。」


たしなめるように。

強く、凛々しく、俺を咎める夏希の声。

足をいたわって、身体を押すことをしない夏希に。

抵抗しない夏希に。



俺は何をすれば満足するのだろうか。







「好きだよ。」

「っ!!」

「だから、」


やめて。と笑うわけでもなく、表情を崩すことなく言った。



ねえ、なっちゃん。

今…。

今のなっちゃんの心は、止まってる、よ。






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