涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜
…なんて、そんなこと考えてるくせに、
「んじゃ、テスト返すぞー。
一番からな。相澤。」
「うげっ、やば…」
「市川。」
「…うぇ。」
結局は悲劇のヒロインぶりたいだけだ。
クラスの中で、テスト返しが始まってるのさえ、雑音で。
なんとなく、息が吸いずらくて。
頭の中が真っ白になる。
こんなにもあたしは醜いのか。
本音を言えば、智尋と鞠さんが付き合うのなんて嫌だ。
やっと、付き合えたのにって思ってる。
それが、"あたし"という人間、だ。