無口な同期とイチャラブ♡オフィス


こうして無事にデートのプランは決まったワケで。

とっても楽しそうな連休にウキウキと顔をニヤけさせてシェイクを啜っていると。

同じように笑顔だった優吾が、1回目線を逸らせてから真顔に戻った。そして、私の瞳を逃さないようにじっと覗き込んで、聞く。


「1日目、夜どうする?」


ングッと、再び気管に入り込みそうになったシェイクを今度はなんとか食い止める。

大きく心臓が跳ね上がり、かあっと顔が熱くなっていくのが分かった。


「ど、どうって」

「うち、泊まってく?」


………だよね。ですよね。
恋人なんだもん、連休なんだもん、付き合って1ヵ月だもん。当然そうだよね。当たり前だよね。

うー。でも。私今すっごい顔真っ赤だ。自分、こんな純情キャラだったっけ?

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