今さら恋なんて…
「すぐご機嫌ななめになるなぁ。昨夜はあんなにご機嫌だったのに」
「……」
「ハラ減っただろ?メシ食うか?」
「……」
何なのよ。
文句言ってピーピー騒いでるあたしなんか全然気にしてない、って感じのこの余裕な態度…。
シゲハルのクセに…。
思わずキッ、とシゲハルを睨むと、
「おー。怖い怖い。お嬢様は本当にご機嫌ななめみたいだな」
って、シゲハルは笑って、あたしから手を離すと、床の上に飛ばされたタバコを拾いに行く。
「ほら。メシ食うぞ。早く来い」
シゲハルはあたしの髪を掻き混ぜ、部屋を出て行った…。