今さら恋なんて…
「こ、怖いですよぉ、司さん…」
「……だって…イライラするんだから仕方ないでしょ」
「……何があったか…あたしでよかったら聞きますよ…?」
「……」
…んまぁ…1人でモヤモヤしてるよりはいいか…。
「……」
あたしは深いため息を吐くと、話を始めた…。
昨夜、シゲハルに気持ちを伝えて…シゲハルは“酔わせて潰す”なんて言ってたけど…付き合うことになったのだから…それなりの“進展”があるんじゃないかと思っていたあたし。
だけど…シゲハルは本当にあたしを潰しに掛かって…。
キッチンからゴロゴロ出てきたワインを勧められるまま開けていったら…予想通り記憶はブッツリと途切れ…。
次に目を開けた時には、もう朝で、シゲハルのベッドの中だった。
ガンガンと鈍く痛む頭を押さえながら自分の姿を確認すると、当たり前の様に裸にシゲハルのシャツを羽織っただけの姿で寝てて…。