今さら恋なんて…



シゲハルは…あたしの幸せを祈っててくれたけど…幸せを手に入れることが、怖くて仕方ない。


ごめん。シゲハル…。


あたし、5年経っても何も変わってなかった…。


“変わる”ことが怖くて仕方ない。


龍哉がもしあたしを好きだったとしても…“今”だけかもしれない。


あの甘いキャラメル色の瞳映れなくなるくらいなら…このまま“友達”で居た方がいい。


あのキスは…間違い、事故だったんだ。って勝手に自分に言い聞かせた。


央輔はあたしの変化に敏感で…

「大丈夫ですか?この前からおかしいですよ?」

なんて声を掛けてくれたけど…あたしは、


「平気平気。今週も忙しいからさー。プライベートは後回しだよ」

なんて大げさに笑って…仕事だけに集中するように努めていた…。



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