今さら恋なんて…
昨日、ベッドに入ってからもいっぱい話して…さすがに寝ないとね、って眠ったんだけど…腕枕なんかしてくれて…向かい合ってると龍哉の顔が近すぎて恥ずかしくて…夜中に背中を向けてしまったのだ。
あたしはもぞもぞと龍哉に向かい合う様に寝返りを打つ。
「…おはようございます」
「ん。おはよ…」
ぼそぼそと挨拶をすると、龍哉はあたしのおでこに唇を押し当てて返事をしてくれた。
「龍哉さぁ…」
「はい?」
「…キス魔なの?」
「……失礼ですよ」
「だって…」
「嫌ならやめますけど」
「……嫌なんて言ってないし…」
「…ぷっ…」
照れながらそう言ったあたしに、龍哉は盛大に吹き出した。
「笑わないでよ」
「すみません。…俺、可愛がることしか知りませんから」
「……」
「ウザかったらすみません」
「……」