今さら恋なんて…
「司さん…」
「ありがと、龍哉」
あたしはそっと龍哉の頬に触れてお礼を言った。
龍哉は微笑みながら頷くと、あたしの顔を覗き込む様にキスをした。
…ホントにキス魔だなぁ…。
昨日から…何度したか分からない…。
んま…嬉しいからいいんだけど…。
「……ぇ」
気付いた時にはソファーに横たえられていたあたし。
思わず目を見開いてしまった。
「…もうちょっといちゃいちゃしましょう?」
あたしの髪を撫で、龍哉はそう少し切なそうに呟いた。
龍哉、今日は夜勤だって言ってたから…一緒に居られるのはあと少しの時間だけ。
仕事も大事だけど…龍哉のことも大事にしたい。
きっと龍哉もそう思ってくれているはず…。
「……ん。また送ってってあげる…」
あたしはそう呟くと、龍哉の背中に両手でしがみついた…。