クールな彼と放課後の恋
「……っ、…ん?」
稲瀬を意識し過ぎて、返事の仕方もどうしたらいいのかわからなくなっている。
ぎこちなく返事をして振り返ると、稲瀬は私にそっと近づいてくる…
「コーヒー飲みたいんだけど…」
「あ、今いれる!カフェオレがいい?コーヒー牛乳もあるし!」
「じゃあ…」
!
私に顔を近づける稲瀬…そして…
「ブラック。アイスで」
「…う、うん」
か、顔近いよっ
私は稲瀬から瞬時に離れ、棚からグラスをひとつ出した。
「おかず、お弁当箱に詰めちゃうね」
すると、日向がキッチンにやって来る。
「あ、うん!卵焼きだけ、まだ作ってないんだ…お願いしていい?」
「OK~」
お弁当の続きを日向に任せ、私は稲瀬のアイスコーヒーを入れる。
「あー腹減った~俺パン4枚ね♪」
修君もテーブルに座り、オレンジジュースの入ったグラスを持ち、グビグビと飲んだ。
稲瀬と修君がいる朝…
昨日は日曜だったから、ただ稲瀬たちが遊びに来てるって感じの1日だったけど…
今日は違う。
これから学校に行く前に、みんなで朝食を食べるってことは…
やっぱり一緒に住んでるんだよね…
稲瀬のことが好きって気づいた今…
それって、すごく有利じゃない?
片想いの相手と同居してるなんて、チャンスたくさんあるよね!
うん。
頑張れ私っ!
心の中でガッツポーズをし、自分の初恋自分で応援する。
「ねえ…」
「は、はいっっ」
また稲瀬が私を呼んだ。
体は石のようになり、背筋がピンと張った。
「俺もパン4枚」
!
「あ…パンね、今焼くよ。はいコーヒー!」
稲瀬と目を合わせずに、コーヒーの入ったグラスだけ渡す。
稲瀬を意識し過ぎて、返事の仕方もどうしたらいいのかわからなくなっている。
ぎこちなく返事をして振り返ると、稲瀬は私にそっと近づいてくる…
「コーヒー飲みたいんだけど…」
「あ、今いれる!カフェオレがいい?コーヒー牛乳もあるし!」
「じゃあ…」
!
私に顔を近づける稲瀬…そして…
「ブラック。アイスで」
「…う、うん」
か、顔近いよっ
私は稲瀬から瞬時に離れ、棚からグラスをひとつ出した。
「おかず、お弁当箱に詰めちゃうね」
すると、日向がキッチンにやって来る。
「あ、うん!卵焼きだけ、まだ作ってないんだ…お願いしていい?」
「OK~」
お弁当の続きを日向に任せ、私は稲瀬のアイスコーヒーを入れる。
「あー腹減った~俺パン4枚ね♪」
修君もテーブルに座り、オレンジジュースの入ったグラスを持ち、グビグビと飲んだ。
稲瀬と修君がいる朝…
昨日は日曜だったから、ただ稲瀬たちが遊びに来てるって感じの1日だったけど…
今日は違う。
これから学校に行く前に、みんなで朝食を食べるってことは…
やっぱり一緒に住んでるんだよね…
稲瀬のことが好きって気づいた今…
それって、すごく有利じゃない?
片想いの相手と同居してるなんて、チャンスたくさんあるよね!
うん。
頑張れ私っ!
心の中でガッツポーズをし、自分の初恋自分で応援する。
「ねえ…」
「は、はいっっ」
また稲瀬が私を呼んだ。
体は石のようになり、背筋がピンと張った。
「俺もパン4枚」
!
「あ…パンね、今焼くよ。はいコーヒー!」
稲瀬と目を合わせずに、コーヒーの入ったグラスだけ渡す。