すべてに・・・

初めての孤独

父のあんな事件から数ヶ月が過ぎた
ある日だった、近所でお葬式があり
父が葬儀に行った、日の事だった。
夜中1時頃家の玄関が大きな音を立て
開いたそこには、べろべろに酔った
父の姿があった。
帰るなり父は母に難癖を付けまた殴り始めた。
また、暗闇の毎日が帰ってきた。
毎日は暴れなくなったものの、
酒お飲んで帰ってくると必ず難癖を付け
母を殴った。
私も当時はっきりおぼいては、いないが
5歳か6歳自分の意思を持ち一著舞に、
母を守るため親父に掴み掛かった、
そのたびに私を突き飛ばし、
父は突き飛ばしはするものの、
どんなに酔っていても、私には手を上げなかった
その代わり親戚から送られ来た私のおもちゃに
怒りが行きそのたびにおもちゃたちが壊されていった。
ある時は父の飲む焼酎をこれが無くなればいいんだと
飲み干し、病院に運ばれたこともあった。
私は心底父が憎かった本当に殺したかった。
ある日子供ながら父母がいない昼間
私はいつも父が飲む、焼酎瓶に父を殺そうと
ママレモン(食器用洗剤)を入れた。
これがとんでもない事件を起こした。
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