幼なじみ。

大きな存在との別れ






車椅子生活を始めてもう、体育祭や文化祭が終わり3ヶ月が経った。





もう、車椅子生活にも慣れてきた。






「麻帆!お弁当食べよ?」



そういえば、今お昼休憩だったっけ?・・・・




いつも通り屋上へ繋がる階段を手すりに体を預けながらゆっくりと上がり、心愛ちゃんに車椅子を持ってもらっていた。






「ごめんね?持たせちゃって・・・」






「いいのいいの!はい、座って?」






「うん、ありがとう」





そっと車椅子に座り、心愛ちゃんが押してくれた。






車椅子からおりて、フェンスに寄りかかり、お弁当を開けた。




お箸を出して手を合わせて食べた。






「そういえば、最近どう?直哉さんとは・・・うまく行ってる?」





「うん!まーね?」





心愛ちゃんがそう笑顔で答えて、それを見ていたあたしは少し安心した。





前までバイトで忙しくて全然会ってくれていなかったって聞いてたから・・・




でも、それは心愛ちゃんが嫌いだからじゃなくてプレゼントを買いたかったからなんだって!



その後も上手く行ってると聞いて肩を落とした。





「バイトはどうしたの?」





「うーん・・・この前までは何個も掛け持ちしてたみたいなんだけど・・・今は1つに絞ったみたい」





「そっか!良かったね?」





幸せそうな心愛ちゃんの顔を見ると自然ちあたしも嬉しくなる。




心愛ちゃんが嬉しいとあたしも嬉しい。





まるで、自分のことのように・・・







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