白銀のトライアングル
「おい、嘉雄!」

「あっ!一樹か・・・」

「どうしたんだよ?」

「ああ・・・俺・・・」

嘉雄は、一樹に呼ばれて現実に戻って来た。

こんな事が、あれから嘉雄にはよくあった。

自分でも過去を引きずっているのは確かだと思っていた。

でも、そんなことを紗耶と兄である一樹に知られたくなかった。

「嘉雄、それがさ・・・」

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