白銀のトライアングル
「嘉雄さん、心配してくれて、ありがとう!実は、私もよくこんな程度で済んだと思ったのよ!」

「だよなぁ~!」

嘉雄は、あの車の状態でこんな軽い怪我はおかしいとしか考えられなかった。

「嘉雄さん。警察の方や救急隊員の方が言うには、シートベルトですって!」

「シートベルト・・・」

嘉雄はつぶやいた。

シートベルトで、こんなに怪我の差があるのか?

嘉雄は信じられないような顔のままだった。

「私は、たまたま運転席に挟まれた位置にいてシートベルトのおかげでどこにもぶつからなかったそうなの・・・

ただ、その時の反動で肘はどこかへぶつけたらしいけど・・・」

そう、友紀奈は嘉雄に話した。

「それより、嘉雄さん結婚式は?」

「いいんだ。」

友紀奈は嘉雄の顔を覗いた。

「大丈夫なら今からでも行きましょう!」

その言葉に後押しされた嘉雄は、友紀奈を連れて式場へ向かった。

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