白銀のトライアングル
そして、気付いたときには病院だった。

「ここは?」

「紗耶!」

嘉雄が言った。

「よしお・・・」

「ああ、良かった・・・」

「そうだ、たしか私は人と接触しそうになって回避しきれないで・・・」

「ああ、そうだよ。紗耶が気付いて良かった。」

紗耶は、意識不明だったのだ。

「とにかく、意識が戻って一安心だよ!」

嘉雄は、ほっとしていた。

もちろん、一樹も両親も一緒だった。

「嘉雄、ありがとな!今日はだいぶ遅いし、また明日にでも来てくれよ!」

「ああ、そうだな。じゃ、紗耶またな!」

「うん。」

こうして、その日は終わったが・・・
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