悪魔な秘密の巫女男子

そういってくれると思ったし、
そういってくれて、ありがとう。


にっこり 笑う。


「さぁ、ぶつけるよっ。
 少し前に立って
 両手を上にかかげて!!」

風の守護師が叫ぶ。


それに合わすように、
ルラがキラキラっと緑の粉を振りまきながら、
兵士の周りをぐるぐるっと回り始める。


水の守護師は
ライガの隣で
杖をギュッと構えた。








ふぅ。


まぁ、
どうなるかわからないが




「やってみましょう?」



僕は、ばさっと纏った布をはじいて、
颯爽と前に歩いて、
両手を上にあげた。


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