悪魔な秘密の巫女男子



「え?
 どういうことですか?葛城さん。」

「え?どういうこと?朝日?」

バイト先に行って
僕は驚いた。


そういわれた社員の葛城さんは、困ったように
シフト表をひらひらさせた。


僕の、
朝日の出勤は夏休中はすべてーーー

「休み・・・?」

「なんだ、店長の指示なんだが・・・
 朝日がお願いしてたんじゃないのか?」

「え?知らな・・・。」


ぞわり。

背筋がゾクっとする。


なんだ、
この変な感じ。

不意に、いつもつけている緑の腕輪が少し熱くなった気がした。


「っていうか
 そうだよなー。高校生なんて
 夏休みが 稼ぎどきなのになぁ。

 おっけ。店長に聞いてみるよ。」

「はぁ・・
 じゃぁ、お願いします。」

僕は、後から電話してもらうことを約束して
事務所を後にした。


なんか、

なにかが、おかしい??

< 235 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop