四十九日間のキセキ
「わあ変わってないねぇ、相変わらずきれいにしてる」

「そうか? 確かにお前がいなくなってから生活サイクルが変わった訳でもないからな。それより腹減ってないか、これから夕飯作るけどお前も何か食うか?」

「大丈夫、さっき食べて来たから何もいらない」

この言葉も嘘であり、本当は何も食べていないもののただ空腹を感じていないだけであった。

「そうか? じゃあ申し訳ないが俺だけ食べさせてもらうな。これでも飲んで待っていてくれ」

そういうと拓海はコーヒーの入ったマグカップを紗弥加の前に差し出す。

「確かブラックだったよな?」

「ありがとう、あたしの好み覚えていてくれたんだね」

「まあな、その位覚えているよ」

するとキッチンに向かう拓海に対して紗弥加が一声かける。

「あたしご飯作ろうか?」

「いいよ自分で作るから。その辺適当に座ってコーヒー飲みながら待っていてくれ」

「うん、そうするね」

そういうと紗弥加はリビングにあるソファにゆっくりと腰を下ろした。
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