愛されオーラに包まれて
◎彼との距離を縮めたい想い~side HARUKA~
朝。
コーヒーのセッティングをしようとコーヒーメーカーに入れる水を汲みに給湯室へ行くと、そこには自分用のお茶を入れに来た桐生さんがいた。
「あ、桐生さん。おはようございます」
私はいつも通りの挨拶をした。
『おはよう。早いな』
「桐生さんこそ。私達新入社員よりも早いんですね」
『朝の方が仕事の能率が上がるんだよね』
「頑張ってください!今日明日で今週も終わりですから。では」
と、私は水を汲み終えたので給湯室を出ようとすると、
『ちょっと待って』
と、桐生さんに止められた。
「どうし…ました?」
ちょっと、せっかくいい感じに話せたのに。また空気悪くなりそうじゃん。
『明日の夜、空いてるか?』
明日?金曜日なのに何の用事もない私。
「大丈夫、ですけど」
『先週のお詫びをさせてもらえないか?』
桐生さんと、ふたりで?
何か、話が続かなそうなんだけど。
「朱里を連れて行ってもいいですか?」
桐生さん狙いだって言うから、ちょうどいいと思ったんだけど。
『それは望まない。俺は高松とふたりがいいんだけど』
桐生さんが私を真剣な顔で見たため、
「分かりました」
としか答えられなかった。
コーヒーのセッティングをしようとコーヒーメーカーに入れる水を汲みに給湯室へ行くと、そこには自分用のお茶を入れに来た桐生さんがいた。
「あ、桐生さん。おはようございます」
私はいつも通りの挨拶をした。
『おはよう。早いな』
「桐生さんこそ。私達新入社員よりも早いんですね」
『朝の方が仕事の能率が上がるんだよね』
「頑張ってください!今日明日で今週も終わりですから。では」
と、私は水を汲み終えたので給湯室を出ようとすると、
『ちょっと待って』
と、桐生さんに止められた。
「どうし…ました?」
ちょっと、せっかくいい感じに話せたのに。また空気悪くなりそうじゃん。
『明日の夜、空いてるか?』
明日?金曜日なのに何の用事もない私。
「大丈夫、ですけど」
『先週のお詫びをさせてもらえないか?』
桐生さんと、ふたりで?
何か、話が続かなそうなんだけど。
「朱里を連れて行ってもいいですか?」
桐生さん狙いだって言うから、ちょうどいいと思ったんだけど。
『それは望まない。俺は高松とふたりがいいんだけど』
桐生さんが私を真剣な顔で見たため、
「分かりました」
としか答えられなかった。