タイトル

渡邊 夕夏の病院



私は
学校から家へ向かっていた。



ユルカと一緒に
病院に行く途中だった。





凛くんは
用事があるらしく、

今日は来ていない。






「凛って
宗太のこと好きだよね~」


ユルカが
クレープを口して言う。

言われてみれば、
凛くんと話すのは宗太くんがらみのことばかりだ。



それ以外の話など
してことがない。






「あれは彼女できないよ」






真顔で言われる凛くんに
少し同情した。


それだけ
宗太くんには何かがあるのだろう。







私も
その何かに引っ掛かった人の一人だ。








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