冷凍保存愛

 その頃、強羅とコーヅは一緒にいた。


「でだ、いつからなんだよ。そうなってんの」

「さあ」

「ふざけんな」

「僕だってわからないんだから仕方ないでしょ」

「ほんとにわからねえのか」

「そ」


 コーヅは強羅の家に来ていて、ベッドの上に腰かけ椅子に座っている強羅と向かい合っている。

 二人はいつどうやって妹がいなくなって、なぜ教室に机が並べられ、しかもなぜそこに羽都音が座らされているのかの疑問について話し合っていた。

 当初は羽都音と道子も誘ったが、女同士で海に行くから今日は無理ときっぱりと断られてしまった。

 できれば一緒に海にも行きたかった二人だが、最初からそんなことを言われたら何も言えない。

 コーヅは独自で、この近くの学校でも失踪事件が起きていることを掴んでいた。

 しかし、そこまででそれ以上の情報はまだ導き出せていなかった。

 それを知るためには自分の足で歩き、その失踪した生徒の友人知人を洗っていくしか方法がない。




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