無色透明。それ以上。
「うん、食欲ないから。…天星(てんせい)にあげることにする。」
天星はあたしの弟。彼もあたしとは似ていない。綺麗な顔立ちで女子からの人気も当然高い。
けど、生意気なことに女嫌い。
「美月、大丈夫なの?最近また痩せたよね。…それ以上ガリガリなったらダメだからね!」
「ありがと、美陽ちゃん。でも、今限定だと思うから大丈夫。」
そして、あたしの昔から変えられない癖は姉の美陽ちゃんのことを
“お姉ちゃん”て呼ばないこと。