その鎖で縛りつけて
は、婚約者?
「その顔は知らなかったみたいね」
はっ‼︎いかんいかん‼︎
顔に出てしまっていた…
「これは本当の話よ
私と要は親も公認のカップルなんだから
あなたに構っているのも、きっとただの気まぐれよ
きっといつか捨てられるわ」
そう言って玲香さんは去っていった
「今、ここに玲香様がいないから言えるけど
要様って昔から女遊びが激しくてね
私だって抱かれたことあるのよ」
「私だってそうよ
それで飽きたらポイ!
そうなる日はあなたも近いんじゃないかしら?」
クスクス…と笑いながら私に近づいて来た女の人たちは去っていった
さっきまでは美味しかったローストビーフが今はただ何の味もしなかった
私の心には重い鉛のようなものが
ずっしりと乗っているようだった