恋愛☆フラグが立ちましたっ!?
私は寮を出た…


「ゴフッ!!!?」


「あっわり!急いでたもんで」


部屋を出た瞬間に全力疾走してきた少年と否、少年が振り回していた制鞄と衝突してしまった


「ってて…」


「あっ………」


「ん?」


なんだコイツはぶつかっておいてしかも私は派手に転んだというのに助けてもくれないのか


「ぷっ!!!短パンとかダッセェ」


「なっ!!!」


カアアアアア


「あっんたねぇ」


「えっ!?ちょっ嘘まっ」


「さようなら★」


ドカッ


「あっふ」


豪快な回し蹴りを炸裂させたのは言うまでもなく私である


「失礼しちゃうんだから、ふんっ!」


捨て台詞を吐いて私は入学式の会場である体育館へ向かった





「この俺様に回し蹴りくらわすったぁあの女いい度胸してるじゃん」


勿論あの少年がこんなことを呟いてるなんて知る良しはない
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