DARK ANGELSー黒の天使達ー
私は屋上のドアノブに手を伸ばした。
その時、後ろから二人の話し声が聞こえた。
ーーードクン……。
心臓がなった。
一体何を話しているんだろう……。
私は耳を済ませた。
「そうだったのかよ…」
愛しい悠里先輩の声が聞こえる。
「うん…本当は、隠したくなかったの、美華にも嘘をつきたくなかったーーー…でも…」
ーーードクン……
なに??
私に嘘?
どういうこと?
真由香が私に嘘を?