ヘタレ彼氏と甘い嘘。
『デートだとおおおおっ!?』
いつかのようにコーヒーを吹き出したあと、凛斗は大声で叫んだ。
なんでだろう。汚いはずなのに、見慣れすぎてて汚いと思わない。
どちらかといえば虹みたいで綺麗なような……あぁ、怖い。
『ちょっと映画を、ね。』
『それって完璧なデートじゃねーか!いつの間にそんな発展したんだ!?お前ら』
そういいながら、自分がこぼしたコーヒーを拭く。
意外と真面目なんだね。凛斗。
『うーん、この間香乃の家に行った時かな。』
『は。』
『え?』
『お、お前さ……香乃のことなんで呼んでる?』
『香乃、だけど……?』
『お前香乃の家行ったことあるか?一人暮らしの方の。』
『つい最近だけど……』
そういえば……香乃の実家はどこにあるんだろう。ご挨拶がてらに今度行ってみたいなぁ……