ヘタレ彼氏と甘い嘘。

『デートだとおおおおっ!?』


いつかのようにコーヒーを吹き出したあと、凛斗は大声で叫んだ。


なんでだろう。汚いはずなのに、見慣れすぎてて汚いと思わない。


どちらかといえば虹みたいで綺麗なような……あぁ、怖い。





『ちょっと映画を、ね。』


『それって完璧なデートじゃねーか!いつの間にそんな発展したんだ!?お前ら』



そういいながら、自分がこぼしたコーヒーを拭く。

意外と真面目なんだね。凛斗。



『うーん、この間香乃の家に行った時かな。』



『は。』



『え?』




『お、お前さ……香乃のことなんで呼んでる?』


『香乃、だけど……?』


『お前香乃の家行ったことあるか?一人暮らしの方の。』


『つい最近だけど……』



そういえば……香乃の実家はどこにあるんだろう。ご挨拶がてらに今度行ってみたいなぁ……
< 10 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop