夫婦橋〜鈴RINと響いたその瞬間TOKIに
*第1章*夫婦橋

「昔…むかし…

大雨が降る度に
川が氾濫して橋が崩壊。

村人達は神の祟りだと
恐れては人柱をたてて
橋を修復していたという。
川が氾濫する度に
尊い命が犠牲となり
村人達の
大切な橋を
守り続けてきた。

ある年のこと
大雨が続き川の氾濫で
橋が崩壊。

また人柱をたてなくては
ならなくなってしまった。
人柱に選ばれたのは…

人柱に選ばれてしまったのは
夫婦になって間もない
ひとりの美しい女だった。
愛しい妻を人柱にと
望む夫などいない。

夫は村長に申し出た。
村人達は皆反対。
自ら人柱になりたい者など
ひとりもいない。

妻は村の為にと
泣く泣く人柱になった。
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