声をくれた君に
「それから、おとといあったことも学校に報告しないといけないな」
(そっか、倉庫に閉じ込められて、救急車呼んで、入院までして
何も言わないわけにはいかないよね)
「あまり思い出したくないかもしれないけど
できれば詳しく教えてほしい」
私はおととい体育館を片付け終わったあと、小田さんに外から鍵をかけられたことを紙に書いた。
佐野くんは小田さんの名前を見てため息をついた。
「またこいつか。
だいたい小田が中心って感じだからな…」
(確かにそうかも…)
「でも今回のことは、殺人未遂も同然だ。
警察沙汰になってもおかしくない。
けど、あんたはそれを望まないだろうから」
(佐野くんって私のこと、何でもわかっちゃうな…
そういえばどうして佐野くんは私が倉庫に閉じ込められてるってわかったんだろう)
私はそのことを紙に書いた。