おとなしくアタシに溺れなさい!
なんだかあっけない返事だけれど、それがまた魅力的!


アタシはすっかり舞い上がって、さっきの司会君のことなんてどうでもよくなってしまった。


「おい、自己紹介しろよ」


存在を忘れていた司会君の言葉に、獲物くんはようやく「あ、そうか」と、顔をあげた。


可愛い。


合コンなのに自己紹介も忘れちゃうなんて。
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