屋上共犯者。
真っ白な世界


「よく分かったね」


あれだけ迷っていた日々が、

まるで嘘だったみたいに。



驚くくらいにあっさりと、

拓斗を見つけることが出来た。


私は個室にある椅子に鞄を置き、

拓斗の前に立つ。



部屋の中からは

病院独特の消毒液みたいな匂いがして、


それが私をなおさら不安にさせた。

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