屋上共犯者。



身体を引き寄せられ、

彼の服をぎゅっと握った。



目を閉じると、

タクトの顔が近づいてくる気配がした。




……ど、どうしよう。



やっぱりこういうのって、


本当に好きな人としたほうがいいんじゃないのかな。


でも、あの時は手を握るのもいやだったのに、


何で今の私はそこまで嫌ではないんだろ。



けど、さすがに突然キスなんて……!


どうしよう、どうしよう、どうしよう――!





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