この恋のとろける温もりを感じたい



『蘭花...胡蝶蘭の花言葉を知っているかい?』



『知らないよ、おばあちゃん』



『永遠の愛情って言うんだよ...おばあちゃんは世界中の花が好きだけど、胡蝶蘭は特別だよ』



そう言って、深いゆりかごに腰を下ろし胡蝶蘭の絵画を抱き締めながら



目の前にある金木犀の香りに包まれ幸せに暮らしていた。



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