この恋のとろける温もりを感じたい



落ち着いた低く甘い声。


瞳に映っているのは私。



一瞬の出来事なのにカレから目が離せない。




髪の色は薄い茶色



そして筋の通った高い鼻


引き締まった唇...



これは童話に出てくる、お姫様が落馬寸前に突如現れた王子様。



もうこのまま気を失ってもいい床の上で寝かせて・・・



「桃也(とうや)さん、いつまで、そのお嬢さんを抱えてるつもりなの?」


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