この恋のとろける温もりを感じたい
仕方なくエプロンのポケットにケータイを忍ばせ桃也さんからの連絡を待つ事に。
もう残業だなんて...
肩を撫で下ろし表に戻ると重たい溜め息が口から漏れる。
「蘭花、さっきダレからだったの?」
「ブーケのデザインを変えたいっていう連絡...今日、少しだけ残業するね」
「そっか...蘭花のブーケ依頼多いからね...仕方ないよね...」
そうなんだけど...今回だけは今ひとつ気分が乗らない、だって苦手なお客様だから。
お客様を選んではいけないとは思うけど、きっと、あのお客様と接すれば苦手だって思うはず。