この恋のとろける温もりを感じたい


「言わないの...ん...」


目を細め獣のような目つき、心臓が止まってしまいそう。


「と...とう...桃也...」


こんな状態で名前を呼ぶなんて、まるで自分が桃也さんを欲しがっているみたい。


「可愛い...」
「意地悪しないでください...」


「じゃぁ...これからしようとする事はもっと意地悪になってしまうかもしれない...」


桃也さんは、そう言って再び優しくキスを落とした。



恋愛小説で読んだ、ちっぽけな知識と膨大に膨れ上がった妄想。


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