この恋のとろける温もりを感じたい



私を見た田所さんは急に立ち上がり「もう呑みすぎだ帰ろう」そう言って脱いでいたジャケットを羽織ると私の手を引っ張った。



「待って下さい」


熱くなっている目を擦りながら田所さんに手を引かれ居酒屋の出入り口で、お金を払い外に出た。



「あ、あの...急に帰るなんて、私気分を悪くさせましたか?」



居酒屋から少し歩くと、胸に手をあて田所さんに視線を向けた。


「どうしたんだ、さっきまで普通だったじゃないか呑みすぎたのか?」



田所さんの視線が痛い。



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