哀しみの瞳



センター試験の前日~



(秀一)
「美佐子さん、今日も、おかず、カツですか?そんなに僕に合わせて、いつも、カツにしてくれなくても…」



(美紀)
「そうよね!バカの一つ覚えじゃああるまいし、試験に勝つだから、カツだって、ねぇ?」



(美佐子)
「秀ちゃん、明日は、どうっ?自信の程は?」



(秀一)
「まぁっ、やる事は、全部しましたから、あとは自然体で受けれるかどうかですね!」



(甚一)
「今日ぐらいは、早く寝た方がいいんじゃないか?毎日、寝ずに勉強してただろう?
お前だったら、大丈夫だろ!」



(秀)
「皆さんに、本当に色々と気をつかってもらって、有難うございます。
まぁっ、私も、大丈夫だろうとは思っているんですが…」



(由理)
「しゅうは、頭良いもん、大丈夫だよ!この間ね、塾の成績表みたら、何か判定ってところにAって、なってたよ!」



(美紀)
「あらっ!由理ちゃんったら、いつの間に、そんな物見てたの?私達にも、見せてくれれば良かったのに!」
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