哀しみの瞳
いよいよ高校受験が大詰めになってきた。 理恵が受験する〇〇高校(女子高校)は、意外と倍率が高く、さすがの理恵も、笑ってる余裕も無くなってきていた。 今でも変わらず、おじさんからは、「こんなバカには、教えるだけ、無駄だっ!」っと言っては、俺と、やり合う始末で、間に入って、おばさんも、ほとほと、困っていた。 理恵は、数学がどうにも、苦手だ。 どう、教えたら理恵が、理解出来るのか?卒業した高校の、恩師を訪ね、指導方法を、聞きに行ったりもした。 そんな中でも、理恵なりに、頑張った! 遂に理恵は…… 合格した!!! 俺は自分が合格した時より、嬉しかった。何より、喜んでいる、理恵の姿を見てると、最高によかったって思える。 この時、理恵は、保母さん~俺は、弁護士 明るい未来しか、考えれなかった。 何をも、この未来にかなう物は無いと思っていた。
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