哀しみの瞳
「由理?今までひとりぼっちにさせてしまって、ごめんな!もう大丈夫だからっ!俺が、迎えに来たんだから、もう安心していいから!悪かった、俺が、悪かったんだ。」



「しゅうーーーーしゅうー」


秀一は、由理を軽々と抱き上げ、高橋夫妻と秀の前に着いた。



三人とも、涙を拭おうともせずに、たたずんでいた。



(秀一)
「とにかく病室へ戻りましょう!由理?大丈夫だよな?」
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