哀しみの瞳
「何で、そんなに、頑張れるの?自分の為?それとも、誰かの為?」


「君に、それを、話さないといけないのか?」


「ええっ、そうよね!こんな初対面の相手に。私は、初めてではないわ!此所に来れば、また、貴方を必ず見れると思って。
たまに、勉強する振りをして、貴方をずっと見て居たの」


「……」


「ここまで、一生懸命やれる人がこの大学にいたのかなぁって、不思議で分からなかった。しかも、毎日よ!嫌になんないの?」


「やれるんだよ!!!」 秀は、礼子の方を、きぃっとにらみ、立ち去る。君と話してる時間は俺には無い!!……



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