・約束・2
「雅・・・也」

「・・・ん?・・・」


「キスマーク、つけて」

「え?・・・何で??」



「ホントは雅也にしたいケド、仕事あるし・・・
だから・・・私に・・・して」


「プッ・・・なにそれ」

雅也は笑いながらも、胸元に唇を這わせる。
『チュッ』と鳴り唇を離すと、そこには愛された証が残った。


「これでイイの?」

「・・・うん・・・」

ぎゅっと雅也に抱きついた。



「・・・して、いいよ」

「えっ?」

「そのまま、同じ様に好きなトコにしていいよ」

「でも・・・ドラマの収録が・・・」

「今の役は服脱ぐような役じゃないから。ベッドシーンもないし。
気にしなくていいよ」



「ホント・・・に?」

「うん。ホントに」


・・・ヤダ・・・絶対、仕事が入ってる雅也にキスマークなんて
つけられないって思ってたから・・・なんか素直に嬉しくなってきちゃった・・・

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