危険なアイツと結婚生活
あたしの目の前には、顔をくしゃくしゃにした蒼がいて。
「良かった……」
消えそうな声を発する。
「唯ちゃん……無事で良かった……」
そして、その手であたしの手をぎゅっと握った。
身体にどっと血が巡る。
世界に色がつく。
そして、お腹が裂けそうに痛んだ。
「……っ!」
思わず顔を歪める。
すると、蒼も泣きそうな顔をしていて。
「痛かったよね。
辛かったね」
あたしを握る手に力を込めた……