危険なアイツと結婚生活




「そうですよ。

まず栄養ドリンク飲みすぎで、定時にダッシュで帰るのがおかしすぎます。

それに、休み時間に頻繁に艶さんに電話していますよね?」



「それくらい分からないよ」




中山は神経質なんだから。




だけど……






「もっと言うと、戸崎さんのロッカーの中に、作りかけの新曲の楽譜があるの知っています」



「!?」



「それに、戸崎さんのカレンダーについているドクロ印、戸崎さんが何かしら忙しい日でしょ?

ちなみにハートはフリーの日」



「ス……ストーカー?」





俺は震えていた。

恐るべし中山。

社内ストーカーだ。





「と……とにかく、大丈夫だよ!

俺は腐っても馬鹿の戸崎だから」




俺は訳の分からないことを言って、逃げ出すようにその場を去っていた。






大丈夫……

だよね?

俺の存在でやまちゃんが苦しんでる?

なんだかやまちゃんに申し訳なく思ってしまった。

あー、俺、どうしたらいいのかな?




< 559 / 667 >

この作品をシェア

pagetop