危険なアイツと結婚生活
「そうですよ。
まず栄養ドリンク飲みすぎで、定時にダッシュで帰るのがおかしすぎます。
それに、休み時間に頻繁に艶さんに電話していますよね?」
「それくらい分からないよ」
中山は神経質なんだから。
だけど……
「もっと言うと、戸崎さんのロッカーの中に、作りかけの新曲の楽譜があるの知っています」
「!?」
「それに、戸崎さんのカレンダーについているドクロ印、戸崎さんが何かしら忙しい日でしょ?
ちなみにハートはフリーの日」
「ス……ストーカー?」
俺は震えていた。
恐るべし中山。
社内ストーカーだ。
「と……とにかく、大丈夫だよ!
俺は腐っても馬鹿の戸崎だから」
俺は訳の分からないことを言って、逃げ出すようにその場を去っていた。
大丈夫……
だよね?
俺の存在でやまちゃんが苦しんでる?
なんだかやまちゃんに申し訳なく思ってしまった。
あー、俺、どうしたらいいのかな?