Love Song
「この歌は、たぶん愛莉があなたと再会した時に書かれたもの。愛莉はあなたを求める。だけど、あなたのことを思って、自分の気持ちを封印しようとしてる。もう、、、5年以上も」


愛莉の歌が、サビヘと差し掛かる。


「この歌のサビが愛莉があなたに対する、愛。その愛を受け取ることが出来ないなら、それでも良い。その代わり、愛莉のことを解放してあげて」


初音は真っ直ぐに、來愛のことを見る。


「、、、無理です」


來愛は真っ直ぐに初音のこと、見返す。


「僕は、彼女のことを愛してるから」


初音は、來愛の真っ直ぐな瞳に、、、


來愛の本気を、理解した。


そこで、初音は理解する。


愛莉も來愛も相手のことばかりで、自分たちの気持ちを相手にぶつけていないのだと、、、

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