Love Song
「この歌、、、」


來愛は部屋の中に入るなり、聞こえてきた曲にあたしのことを見る。


あたしは慌てて、曲を消そうと手を伸ばす。


だけど、そんなあたしの手を來愛が掴む。


「あのさ、勘違いだったら、、、ごめん。愛莉、、、僕のこと、好きなの?」


來愛の言葉に、あたしはドキッとする。


パチパチと、あたしは何度も瞬きを繰り返す。


「ねぇ、愛莉。僕のこと、、、好き?僕は、、、愛莉が好きだよ。ずっと、ずっと、、、好きだったよ」


真っ直ぐにあたしのことを見て、來愛は言う。


その來愛の瞳から、あたしは視線を逸らせなくなる。


その瞳に、、、


あたしは、嘘がつけないと思った。

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