あなたは双子ですか?
____

さらっとそんなこと言___

「さらっとそんなこと言うなっ!!」

はへ?今の私の声じゃない。

「あ、母さん」

お、お母様っ?!!!(←)

「まったく。コンビニ行くとか言ってどこ言ってたのよ。迷って女の子さらってきたのね?!」

「え、いや、あの…」

「母さんコイツ今日の客ー」

え?!いやいや!!私帰んないと!

「あ、そうなの。いらっしゃいー、なに?彼女?」

か、彼女?!
「い、いえ、そんなんじゃな「コイツ彼女」

……は?は?は????

はぁぁぁああっ?!!!待って!!


ズィッ

ち、近いし!

「お前ちょっと来い。」


ガチャ

わ、綺麗な部屋。シンプルな私好み。


「あんまし見んな。」

いやー、でもー、
す、す好きな人の部屋だよ?
そりゃー、誰だって見るよ!!

「…おい。お前さぁ、さっきから聞いてんの?」

「あっ、うん、聞いてるっ」

しまった。無視してた


「しばらく彼女のフリしてくんね?」



は?

しばらく彼女のフリしてくんね?
しばらく彼女のフリしてくんね?

彼女
彼女
彼女っ?!!

「彼女おおお?!」

「うっせぇ、。」

「ご、ごめん…」

いやいや、普通驚く。
いや、嬉しいけどダメでしょ。

こんなイケメンの
彼女がド凡人とか……終わってる

「な、なんでイキナリ」

「いやー、寄ってくる女がうざいから?
それに母さんが彼女作れってうるさいし。ま、そんな感じ」

「ははーん」

…ははーんってなによ、私。
ははーんって!!

「えぇ、そしたら私がぶりっ子から痛い視線を受けるの?!」

む、無理。ぶりっ子超嫌い。
前なんか意味わかんない事で呼び出されて、まあ、色々されたけど、
私が勝った…けどーーーっ!

やだ!無理!
だって私ド凡人だよ?!

「ぶりっ子(爆笑)」

な、何笑ってんのさ

「だって、ななとに寄ってくる女皆ぶりっ子じゃんか。」

むむ、私だっていちおーななとファンって言うか
ななとが好きなんだし………

「まぁ(笑)」

…まって、今何時。

7:51

あわわ、お母さん心配してるよ!!
電話しなきゃっ!!

「ちょ、お母さんに電話するっ、」

「おー、彼氏ん家泊まるわってか?(爆笑)」

な、な、何言ってんの!!

「そんな事言いません!」

ムカつく!!

「ん、もしもし?お母さん?
あのね。………今日…か、彼氏ん家泊まるねっ!!」

ななとをチラ見すると
ニヤニヤしてる。
うっわ悪趣味な奴!!

「ごめんね!!お母さん!」

電話を切ると
ななとは

「彼氏って言ったんだ(爆笑)」

…だって言い訳が思いつかなかったから………
と頬を膨らますと

「…お前無意識だよな、恐ぇ(笑)」

「なにがよ。」

「なにもねぇよ」

とデコピンされた。

意味わかんない奴!!

「ご飯食おうぜ」

あ、そう言えばお腹空いた。

リビングに降りると、

「わぁ!美味しそう!」

ななとのお母さん料理上手なんだ!

「どーぞ、お召し上がりください(笑)」

「いただきます!」

うまっ!!!
……なんか、食べたことある味…

「なんか食べたことある味なんですよね。何処だったかな…」

うーんと考えていると
お母様が(←)

「あら。これは高校の頃の友人が教えてくれたのよ。あなた、なんて言う名前?」

「相澤いつきです!」

「ほー、お母さんの前の苗字とか知ってる?」

えーと、なんだっけ。

「確か…赤城…ですね」

「あら!!もしかしてあなたのお母さん赤城詩音?!」

「あ、そうです!って知ってるんですか?」

?何故お母さんの名前を

「懐かしいわっ!!ちょっと携帯貸してもらっていいかしら?!」

「ど、どうぞ。」

じゃ、ご飯食べといてねーっ
と言い残して何処かに行ってしまった。

「なぁ、俺のけ者だったなぁ…」

あ、忘れてた(笑)

「あー、どんまい(笑)」
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