あなたは双子ですか?
「____婚約者なのよね。」

…………


はあぁぁぁああ?!!!!

な、なんて!?
婚約者?!

「ま、まじで…」

「うん、まじ。ここでバイトしてるの知らなかった…」

なんか、あのイケメン店員はなるちゃんのお母さんの同級生の息子で
親同士で勝手に決めちゃったんだって。

大変だねー。
この時代にもまだそーゆーのあるんだ。


________

マクドナルドを出て

やっと買い物に行くと、

「「可愛いっ!!」」

やばい!!めっちゃ可愛い服あるよ!

パステルカラーのとか!!
やばい!!
あぁぁ!!!!

「な、なるちゃんこれやばいね」

「だ、だね。」



________チ-ン

(いい)買い物が終わり、

なるちゃんと私は満足度120%

「今日楽しかったねー」

なるちゃんと帰りの電車でお喋り。

「楽しかった!服超可愛かった!
値段も安いし!地味にブランドっ!」

などと、話してる内に着いてしまった。

早いなー、、

「いつき、バイバイー」

「バイバイ!」

なるちゃんと別れると


ドンッ

「ぎゃっ?!」

人にぶつかった。
尻もちをついた私を見上げる人。
どうやら男の子。

「…った、、大丈夫で_ってあれ、」

え?見上げると

「!!!」

ななと?!!!

「な、何故ここに。」

「いや、お前こそ」

…いや、私ここの地区に住んでるし…
ってななともこの辺?

「え、いや、私はなるちゃんと買い物に…」

ガサと紙袋を持ち上げる。

「あ、そう。てか、お前立てねぇの?」

あ、立つの忘れてた。

ズキッ

「?!ったぁ!!!」

「ぅわっ、なんだよ、いきなり」

…ななとは驚いて心配そうにしゃがんで私を見る。

…最悪、足ひねったかな…

「うーん、立てないかも…
ひねったかな……」

今日運悪い!
なんでよりによってコイツの前でなのよ!

フワッ

?!
私は浮遊感に襲われた。

「わっ!!」

なに、おんぶ?!
「大人しくしとけ。家どこ」

うわわわわ!!
き、緊張…
しし心臓黙れっ!!


「おい、聞いてんの?家どこ?」


「あ、えっと、真っ直ぐ行って右行って右っ!!!」

うぁ、体が熱くなってきた(汗)
まだ春ですよ!!!
と脳に伝える(思ってるだけ)

それでも熱いっ!!

顔真っ赤だろーな……

「なー、お前さ自分の世界に入んのやめてくんねー?俺独り言言ってるみてぇじゃん?」

…お前が原因だわっ!!!

「え?なんか喋った?独り言じゃないの?」

「…お前わざとだろ!」

ぶはっ!!(笑)

面白いなー
…………ん?待て、ここどこ?

「ねぇ、ここどこよ。」

「は、お前自分ん家も分かんねーの?」

え、いや、は?周りを見ると、

【北川】

「いやいやいや、北川さんとか知らないよ?!

____もしかして方向音痴?」

…まさか(汗)

「え、、…バレた?なんで分かった?」

………ぅええええぇぇぇっ?!!!

もー!馬鹿か!!

「ちょ、来た道戻って!!」

「おーおー、なんでか、俺ん家着いた。こっちからも行けるのか。」

…かなりの方向音痴なのね、把握。

「ちょ、どーするの。てか戻ろうよ!」

まったく。

カチャッ

「ただいま。」

は?…は?

は????!

「俺ん家泊まれば。」
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