あなたは双子ですか?
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いつき -side-

…私何言おうとしてたの。

…あーーーー、やばい。
熱い。顔が。

こいつが変なことするから!!

ギギギッ

「いってぇ!!」

ふん。さっきのお返しよっ!

「なによ。つまんだだけよ?」

涙目で睨んできたけど……
可愛いだけね。

「飯飯!!」

…どんだけお腹すいてんの。






ご飯食べてななとの部屋に行こうとしたら

「ちょ、ちょ、いつきちゃん。
こっち来て」

…?なんだろ

「携帯。どーぞ☆」

あ、忘れてた!

「あ…どうも。」

なんでご機嫌……

「あ、今日も泊まってけば??」

…え??

「「え?」」

ハモったし!(笑)

「詩音から許可は取ってるわ♪
そして私は詩音と今からガールズトークして明日の朝帰ってくるわねん♪はい、これ着替えっ☆」

ええええっ!!!お母さんんんん!!
どうやらお母さんとななとのお母さんは昔の親友だったみたい(笑)

「じゃ、行ってくるわねーん
ご飯はテキトーに済ませといて♪」

えっ?!!!
こいつと1日ずっと一緒になの?!!
明日の学校は?!!
…お母さんんんんん…………

「おーい。」

はっ、あぶない。
襲われるっ!!!

「……ごめ?!!!!」

……きゃぁぁあああ!!!
いきなり抱きつくのは辞めてほしい。
心臓飛び出るわ…

「ねむーい」

……うーーん。どう切り抜けよう。
………アイスでも買いに行こうかなぁ

「わ、私アイス買ってくる?!!」

「逃げるなよ。傷付く。」

………がぁぁああっ!!!
もうどうにでもなれ!!

「なんで傷付くの?」

…ってなんでこんなこと聞いてんの?!
イミフ!!!自分が!!

「え…………っ…」

え、何照れてんの……

「……お前が好きだから?」

………………

「は?」

ぺし

……(ななと'-' )ノ)`-' いつき)←まさにこの顔文字

「一回しか言わねぇ。」

え、思考停止して何も考えられない。

「ぼけーっとしてんな(笑)」

…あんたが原因よ!!!

「ごめん、前の前の言葉もっかい言って?」

「はぁ?無理。一回しか言わねぇって言ったから。」

開き直ってる!!
え、好きって言った?
あ、あぁ……

「……友達として…か……(ボソッ)」

「ちげーよ、ばーか」

えっ?!聞こえてた?!!

「え、、え???!」
え、もう意味分かんないよ…

「お前天然すぎて怖い」

「天然じゃないから」

私天然キャラじゃないし。

ななとは『やれやれ』というジェスチャーをして
「だから、…っん?!!!」

「こういうこと。わかった?」

……ただ、今わかったのは。
ななとにキスされた事だけで。

キス?………好き…?!

え、え?!

友達としてじゃないって事は……

「…ななと」

自惚れかな……
でも、もし本当なら………

「………あー、今俺の顔見ないで。」

「やだ。無理。だって……
私もななとが好きだから………」

い、言った…
これでドッキリですとか言われたら不登校かも……(泣)

「え………?!それ、本当?マジ?本気?!!」

「い、い、一回しか言わないっ!!」

い、言ってやんないもんね!!

「じゃあ今日から毎日キs「し、しないっ!!!」

キスなんて毎日はしません!!
でも……

「ねぇ、か、確認ね?!!
私達……えっと………カレカノ……?」

…っ

「…そだな。とりあえずこっち向いて」

…え?
ななとの方を向くと

えっ?!!
ななとの顔のドアップが…

「んっ…」

く、苦し……い…
舌、入ってるから!!!
ファーストキスだよ?!!
激しすぎるよ~………

「ぷぁっ」

やっと離してくれた。
エロい!!

「あー、理性もたな「我慢してっ!」

どうにか続きはナシにしてくれた。


皆さん。私を普通に純粋な女の子だと思ってる?!

さすがに…せっくすとかは分かるよ?!
保健で習ったし。
なるちゃんから余計な事を教えられたりとか…

で、でも、好きな人とヤるって恥ずかしいでしょ………



「あぁっ!!!もう分かんないよ?!」

「なにが。」

っ?!!!!
し、しまった。ここはななとの家…

「な、なにもな「なんで隠すの」

…あんな事考えてたとか口が裂けても言えない(汗)

……どうしよ…

「か、隠してない。」

「…あ、そ」




「っ……ななと……」

泣いちゃダメ。
ダメダメ。

………あぁ、もうダメ。
ななとが好きだから。
今すぐギュッと抱きしめて





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