好きで悪いか!
 昨日の晩から、クローゼットの中身を引っ張り出して、ああでもない、こうでもないとファッションショーを繰り広げた結果、白黒ドットのトップスと、デニムのショートパンツに決定。

 あくまでも図書館に「お勉強」に行くのであるからして、あんまチャラチャラした格好では、先輩が嫌うかもしれない。だから、わりと地味に。派手くない感じで。
 んで、ショーパンで勝負に出ちゃおう。

 清廉潔癖な生徒会長様といえども、正常な男子高校生だもんね。生足でいざ参らん!
 うおおおーっ、いざ出陣!


したらば、思わぬ伏兵が待ち受けていた。


「どうも初めまして。三年二組の、園田沙織です」

 知ってます、超知ってます!
 けど、何でいらっしゃるのかは、まったく存じ上げませんけども!

「綾仁くんに電話したら、図書館に来てるからって切られちゃって。じゃあ私も行っちゃおって来ちゃったの。同席させてもらっても、構わないかしら? お邪魔じゃない?」

「はいっ、勿論」

 邪魔だなんて言えるわけない。園田先輩は先輩の彼女なんだもん。
 お邪魔なのは、誰がどう見ても、私だ。


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