今宵、満月昇る頃。
囚われの姫。

何も無い、常闇の地下牢。








もう、何も感じない。



もう、何も思わない。



もう、何も望まない。










だからどうか、願いを叶えて。













『今宵、満月昇る頃、どうか私を────』


< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop